衰退の先

春の別れを終えて、少しの間、次の出発までの空白の時間があったので、普段いけないところに行こうと、思い切って無人島に行ってきました。 といっても、人が全然管理していない無人島ではなく、もともと人が住んでいた無人島なのですが。 そこで思いがけず、「人がいなくなった未来」を少しだけか今見ることができました。

家が草木に覆われてました 神社が倒壊していました 墓石が崩れていました 鹿が野山を駆け巡っていました

人は、死ぬと墓に入りますが、その墓が崩れると、いよいよ「存在」が消える。でもいずれその時は来る、ということが、まぁよく考えればわかるんですが、直に感じられ、少し春の風が肌寒くなりました。

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倒壊した社
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壊れた墓石